日頃のお礼に、ということで日本酒を頂きました。

こういう気持ちがあるというのは嬉しく
実際に行動して頂いたというのは有り難いことです。

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やっぱり気持ちが嬉しいです、本当に。
ありがたいことですよ。

ただ、ただですね・・・。

ここをおそらく見ていないので
僕の本音をコッソリ書かせていただくんですけども・・・

あるジャンルがメチャクチャ好きな人に
その好きな物を贈るって難しいですよね。

かなり難易度が高い、と個人的には思っています。

自分もどちらかというと
もらうよりあげるタイプなんですが
かなり気を使います。

敢えて好きな物をハズして贈ったり、
入念なリサーチとか聞き取りをしないと
安易に贈れないなあと思ってしまうのです。

つまり。

・ISOYAは日本酒が好き

・じゃあ、日本酒を贈ろう!

これは嬉しいんですけど、、、
難しいのです。

なぜこういうことを言っているかというと
実は過去に私も失敗したことがありまして。

あれは学生の時でしたね。

山形にいた時に、
後に日本酒の師となるOさんという大先輩がいたんですよ。
酒屋の社員さんと、僕はバイトという関係です。

あの時はお互いそんなに関わりはありませんでした。

ある時、茨城に旅行に行った時に日本酒を見つけて、

「そういえば、Oさん、日本酒好きって言ってたな。
 なんかこれ有名そうだし、これ買ってたらたぶん喜ぶだろう!!」

そう喜々として買っていったんです。
そのお酒は・・・

「上善如水」でした。

※この時点でお酒好きな方は突っ込みが入ったりするのですが
これは上善が悪いというわけではなく、茨城が全く関係ないからです。
むしろ新潟ですし、どこにでも手に入るお酒なのです。
言葉は老子の言葉なんで好きなんですが・・・

それを喜々として持ち帰り、プレゼントしました。
Oさんは受け取ってくれて、御礼を言い、その後に優しく諭すように言ったのです。

「ありがとう、嬉しいよ。でもね、これ、ウチの酒屋にもあるんだよ」

そう、確かにありました。
なんで気づかなかったんだろう、
そう思って少し落ち込んだのを覚えています。

ああ、安易だったなあ。
余計なことをしたかなあ。

そんなことを思い、その場はお開きになるのですが
実はこの話には続きと、自分の日本酒のルーツがありまして。

数週間たったある日、
そのOさんからあるものをもらいます。

「先日はありがとう。これ御礼にあげるよ、飲んでみて」

その時の自分は、
日本酒に興味はあるものの、実際何を飲んでも良くわかりませんでした。

自分の周りで手に入るその辺のお酒を飲んでは、
なんだか良くわからない、そう思っていたのです。

その時にもらったのが【田酒 特別純米】でした。

そしてこの田酒を飲んだ時、
冗談抜きでその後の人生が変わり始めるのです・・・。

「こ、これは!!なんという米の旨味と美味しさ!!
 革命的なこの美味しさは、に、日本酒界の革命や!ルネッサンスや!!」

そう大袈裟に感動してこれが一つの基準となったのです。

そして有り難いことにその時、
その瞬間の田酒の美味しさを共有できたのです。
一人で開けるにはなんだか勿体ないような気がしていたのでワイワイ開けたのです。

あの時田酒をもらい
気遣いに感謝しつつ
田酒が美味しすぎて
心が動いたからこそ

そこからsakeにハマっていったのです。

そこからは特約店を探したり、他県の酒屋に買いに行ったり
当時山形にいたので、Danchuを見ながらああでもない、こうでもないと
都内で行きたいお店や高級日本酒居酒屋、飲みたいお酒について話をしていました。

今考えても素晴らしい、至福の時間です。

周りは、なんでそんなに日本酒が好きになったのかわからないとか
不可解に思うかもしれないんですけど、
これははっきりしていて

・田酒に感動したから
・そしてそれを共有できる仲間がいたから

これだけです。

思えば自分の趣味で人が関わっていないようなものって
少ないような気がしますね、決して大人数ではないんですけれども。

なんだか少し関係ない話になってしまいましたが
こういう理由から、人にものを贈るのは難しいという話と
安易に贈るのは良くないよ、ということを言いたかったのです。

え?
そんなに言うなら、同じように教えてあげればいいんじゃないの、だって?

いやいや。
相手は干支が二周するくらいかなり年齢上ですし、
そもそもお酒好きな人なんですよ(酒なら何でもいいタイプ)

後輩とかには優しく言うけど、
その年で若輩者が何言ってもダメっしょ。

それはある時点で気づかなければいけない類のものなので、
僕が言うことは無いですね。

なんだかdisっているようですがそんなことはなく。
そのくれた人自体は本当にいい人で、気持ちはありがたいです。

ただ、何度も言うようですけど、モノを贈るっていうのは難しいということです。